さて、前回は1週間の休職(というか有給消化)を経て、かなり回復し、少しずつ前向きに仕事が出来るようになった話をしましたが、実はなんとその2か月後に再び鬱症状が再発してしまい、再休職を取ることに。
今回は再発の要因と長期休職を決意した話をしようと思います。
再発要因
ストレスの蓄積
1週間の休職を経て、1か月ほどは前向きに物事を考えることができ、クヨクヨと考えることも少なくなっていました。
業務負担も大幅に減らしてもらい、受けるストレス量も少なくなっていたのですが、それでもやはり刺激の多い環境。
小さなストレスが少しずつ積み重なり、蓄積されたものが爆発したのかなと思います。2か月目を迎える頃には、涙などの症状が再び出てくるようになってしました。
主治医からは本来3か月は休養が必要と言われていましたので、1週間の休養で休まりきっていなかったのもあるかもしれません。完治する前に復帰したのも要因かなと思っています。
新メンバーの加入による新たなストレス
そんな症状が再発し始めた復職2か月目、新メンバーが入社しました。
私の5つ下、社会人経験3年目の女性で、なんと同じ大学出身の後輩でした。
業務負担軽減の為、そして私の心理負担も軽減も期待して上司が採用してくれた訳なのですが、それが裏目に出てしまいます。。
彼女、とっても仕事ができたのです。。
当時私はすでに入社3か月目。教育係も任されていたのですが、まだ自分の仕事もままならない状態。。
そんな中彼女は物凄いスピードで仕事をキャッチアップ。仕事をブンブン回し、あっという間に雲の上の存在に。。
「人と比べず、昨日の自分とだけ比べる」ことが少しずつ出来るようになっていた私ですが、こればかりは人と比べてしまい、落ち込みまくりました。。
そんなこんなで彼女の入社から1か月経たずして、心が限界を迎え、再休職に至りました。
再発時の症状
ただ、幸い、前回ほど症状はひどくはありませんでした。薬を飲んでいたせいもあるかもしれません。
症状としては、以下の3つが主な症状でした。
- 涙がでる(ただ、前回のように子供が泣き叫ぶように泣くことはありませんでした)
- 抑うつ感(常にぐるぐるとネガティブ思考)
- 思考が回らない
前回ほど酷くはなかったので、このまま頑張ろうかなあと思っていたのですが、ある日めまいで視界がぐるぐるしたのです。
その時、「やはりこれはまずい」と感じ、休職を決意。翌日に上司に話して、またその日から、今度は2か月のお休みを頂きました。
再休職への決意
当時はすでに試用期間を終え、休職条件を満たしていたので、有給ではなく会社の休職制度を使い、2か月のお休みを頂くことにしました。
復職は考えていたのか?
正直最初の休職を経て、心新たに業務にあたってみてもやはり再発してしまったことから、「この会社は自分には合わない」というのを感じていましたので、9割がたは辞める心づもりで休職を申し出ました。(もちろん、会社には続けたい提で話しましたが)
とはいえ、やはりネガティブな思考に支配され、正常な判断ができないのが鬱症状というもの。
憧れて入社した会社ではあったので、長期で休養し、しっかりと治すことで、またこの会社で働きたくなるかもしれないという期待を1割残し、休職に入りました。
退職ではなく、休職としたワケ
本当は最初、退職するつもりでいました。
ですが、メンタルクリニックで主治医に「もう辞めようと思うんです・・・」と相談したところ、
休職にしといたら?重要な決断は今の精神状態でするべきではないですよ。
それに休職なら傷病手当もでるし。診断書書きますよ。
とアドバイスをくれました。当時、傷病手当について知識がなかったのですが、その制度には驚きました。
なんと、休職中(また、退職してからも含め1年6か月)、これまでの給与の2/3が健康保険組合から支給されるというもの。
子供もいますし、いきなり無職になるのは厳しいので、そういった有難い恩恵もあり、退職ではなく、休職とすることにしました。
上司の反応
既に1週間のお休みをし、人も入れてもらい、業務負担まで減らしてもらっておきながら、再び休職を申し出るなんて、休んだところでこれ以上何を求めるの?復職する気ある?と言われて休職を受け入れてもらえないのではないかと、言うまでは不安で一杯でした。
そう言われた暁には退職することにしようとまで覚悟を決めて、申し出ました。
そんな私の不安とは裏腹に、上司は優しく、症状をとにかく心配してくれました。
休職も受け入れてくれ、無事2か月の休職に翌日から入ることになりました。
再発と再休職のまとめ
そんなこんなで入社4か月で2度目の休職に入りました。
休職中、ようやく冷静になれた頭でよくよく考え、結局私はそのまま退職をすることにしました。
2度目の休職を申し出るのもやはり勇気がいりましたが、使える制度は使うべきですし、無理して働き続けるのは私には合わなかったので、結果良かったと思っています。
さて、次回は休職中に月1である会社との面談の様子をお伝えしたいと思います。それでは!